ぶづき米とは?
  • 玄米と白米の間には栄養豊富なヌカ層と胚芽が付いています。その部分を7割取り除いたお米は「7ぶづき」、1割だけ取り除いたお米は「1ぶづき」というように、ヌカ層と胚芽部分を取り除いた割合をあらわすことばです。
玄米
1ぶづき
3ぶづき
5ぶづき
7ぶづき
白米
玄米
1ぶづき
3ぶづき
5ぶづき
7ぶづき
白米
  • 米が白いと書いて粕(かす)と読むように、ヌカ層と胚芽がたくさん残っているお米は栄養が豊富です。一般的な日本人が白米を食べるようになったのは江戸時代からです。「江戸患い」といわれる脚気が流行したのは、白米にすることで玄米や「ぶづき米」に含まれている<ビタミンB1>を摂取できなくなったからだと言われています。

ぶづき米のおいしい炊き方

  • 「ぶづき米」の炊飯は、普通の炊飯器の白米、または胚芽米コースで炊飯してください。水加減は少し多めにすると食べやすいですが、お米の種類や水分、好みによりますので調整してください。

Special Interview

富山国際大学
富山短期大学食物栄養学科
脳機能解析学・教授

田渕英一氏

生活習慣病の増加や健康志向の高まりから、“ぶづき米(玄米)”・雑穀米といった穀類を主食に取り入れている人が増えています。これらの穀類を継続的に摂取し脳トレを取り入れることで、精白米を食べた場合より学習効果が良いというデータがでています。米糠と胚芽を含んだ
“ぶづき米”には、タンパク質・ビタミン・無機質等の栄養素が多く含まれていて、高血圧予防、肝・腎機能の活性化、アレルギー治療効果や便秘治癒作用が動物やヒトの実験で報告されています。さらに、ビタミンEと脂質の相乗効果による老化防止やコレステロールの低下、カルシウムによる骨粗鬆症の予防にも有効です。
“ぶづき米”に多くついている米糠に含まれるフェルラ酸は抗酸化作用が強く、各種疾患、発ガン、老化などの促進因子である活性酸素を抑える効果が注目されています。
栄養バランスの改善や食育の推進のために、玄米・ぶづき米をはじめとした自然食を家庭に取り入れることを推奨しています。